プログラマーは残業の波が大きい。特に近年はソフト開発やアプリ開発の期間が短縮化され、より短いスパンでプログラミング作業を完結しなければいけない。計画通り進んでいる場合は残業も発生しないが、そうでない場合は長時間労働になる可能性もある。
またこちらが計画的に進めていても、クライアントの都合で納期が早くなったり突然仕様の変更が通知されたりすることも少なくない。そうなると突発的な残業が発生し、プログラマーとしてストレスフルな状況になる事もしばしばである。怒りも沸き起こってくるが、怒りを制御できないと注意力が落ちミスも増える。状況は更に悪化してしまうため、アンガーマネジメントはプログラマーの必須スキルとも言えるだろう。
つまりプログラマーが集中力を途切れさせないためには、不安とストレスに耐性を持つことが重要だ。例えば納期が短縮された時など焦りを感じることもあるかもしれないが、そんな時こそスケジュールを確認し、どういったペース配分で仕事を進めれば良いか、状況に合わせて臨機応変に立ち回るべきだ。
また同僚や知人のコネクションを活用し、分業できる点があれば思い切ってプログラミング作業を分割するのも良い対策である。プログラマーとして大切な事は納期を守る事であり、そのためにはコードの美しさや個人的なこだわりは思い切って手放すことだ。
複数人で分担すると個人的な美学では少し受け入れにくい、即興的なコードに仕上がったり全体の統一感がない仕上がりになる可能性大だ。しかしクライアントの意向に沿う事が一流のプログラマーであり、とりあえずは締め切りまでに実用的なプログラミングを完結させる事だ。そして現状アプリやゲームのエンドユーザーも、納期が厳しいソフトはアップデートを前提と認識しているので、後日問題点が見つかった時はそれを修正したパッチを提供すれば良いのである。